2004年から2011年12月末までの倉庫ブログです。
by pontika
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その歌は手になじんだ本のようで。
2009年 05月 04日 |
日英?英日?老大国のおふたりがのんびり話したり歌ったりしてる話です。
テーマとかありません。なんか・・書きたかった、だけ(オイ)
よく考えたらとくに記事おりたたまなくても・・て思ったので↓からいきなり始まります。



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縁側から日本の歌声が聞こえてくる。
空は青くて、食パンをちぎったような白い雲が少し浮かんでいて、陽の光が少しまぶしい。
簡潔に言うと、とてもいい天気だ。その中を歌が流れて空気にとけていく。
畳に寝転がって、ポチと一緒にまどろみながら、いつ途切れるともしれないその歌を聴く。
それは激しくも早くもない言葉とメロディだったので、子守唄のようで、瞼が重くなっていく。

「~、~~~、 ♪ ♪ ♪ ・・・・・・」

うとうと。 すやすや。

「・・・・♪・・・・、~、~~~、♪ ♪ ♪ ・・・・・」

ミルクの河を泳いで、ぷかぷか浮いていた。
てのひらですくうと、砂粒だと思ったそれは小さな金色の星屑たち。
流れ星のタクシーが「お乗りくださいな」と話し掛けて、促されるまま飛び乗った。
「どこまで?」 「月までですわ」 
「いくらで?」 「星屑をいっぱい!それが燃料」
いくつもの星座を飛び越えて目的地まで走っていく。
月から地球を眺める。青い青い空を見下ろす。
「そろそろ帰ろうかなあ・・・・・」

<<~、~~~、♪ ♪ ♪ ・・・・・・>>

「・・・・・・・・・・・、あれ、流れ星は・・・?」

「~、~~♪♪、 ああ、おはようございますイギリスさん。」

歌で起しちゃいましたかねぇ?と日本が縁側から顔をこちらに向けて聞いた。

「いや、お前の歌で眠ったようなもんだから・・・・、なんだずっと同じ歌を歌ってたのか?」

「ええ、そうなんです。古い歌なんですけど、今また聴いたらまた好きになってしまって。
飽きるまで歌っていようと思ったら自分でも気付かないくらい口ずさんでいて止まらなくて」

そう言って、また歌いだす。まるで呼吸をするように、歌わずにはいられないように。

「まるで読みなじんだ本みたいだ。ページが、一音ずつが、やわらかいな。」

ふとそんな感想を漏らすと、目をぱちりとさせて首をかしげて微笑まれた。
自分でもよくわからないたとえ。でもそんな気がして、また眠くなって。

「夢のつづきが・・・見れそうだ」

きょとんとした顔をした日本が、でも「何ですか?」とは聞かずに歌い続けた。


起きたら一緒に歌おう。
夢の話もしよう。

うとうと、うとうと。

やわらかい歌声が夢に届いて流れていく。


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・・・・・・・・・雰囲気です、雰囲気。
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by pontika | 2009-05-04 23:00 |