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by pontika
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英国文学語り【お菓子と麦酒】
2010年 08月 13日 |

お菓子と麦酒 (角川文庫)

サマセット・モーム / 角川グループパブリッシング

検索すると「お菓子とビール」じゃないとでてきませんでしたが、
現代は「お菓子とエール」です。英ファンにはここ重要(笑))

最初は一文の長さにひー、となりながら読んでたんですが、ウィリーの少年時代、つまりロウジーとの思い出の話になるととても面白くさくさく読めました。読み終わるのがもったいない感覚。お菓子、もう少し残して明日にしようかな、というような。
どの登場人物の姿もくっきりと想像できて、お話が絵に浮かぶのが、読み進めていて楽しい。特にロウジー。世間的に見ればとんでもない女性だけど、内側(内輪)の面々からみた姿の生き生きとした魅力が本質なんだろなーと。ラストで、その明るさや笑顔の中にも実は裏があったりすることがわかるのだけれども・・・でも意外ではなく、ああだからそういうふうにふるまったんだ、と納得できたりした。テッドのもとを去った心境も、なんとなく・・・わかるような。きっと「第三者」じゃなければ助けられなかったんだろう、とか思ったり。

さいごのさいご、「どうしてそんなに・・」のところで、もっとジョージ卿のひととなりについて掘り下げてあったらよかったのにーと思いました。それはもう想像しろってことか。

何回かまた読み返したい本です。
241ページのロウジーのセリフが好き。


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