ユーリ。俺の命の水。
2006年 07月 29日
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なんかさ、俺の誕生日ってだけで、俺よりみんなのほうがずっと嬉しそう。
嬉しそう、じゃなくて、本当に心の底から嬉しいんですよみんな。
産まれてくれてありがとう。あなたのそばにこうしていられて幸せだ。
俺も、あんたに逢えて嬉しいよ
・・・てことはだ、お袋にも「ありがとう」、なのかな。
そうですね。思い出します、あの暑い夏の街を。
ジェニファーはとても逞しく美しかったですよ。
「母親」というのは本当に強いですね。
あー・・その話はお袋から誕生日の度に聞かされた~。
まさかそのときのタクシー相乗り名付け親とこうして会うなんて思ってもみなかったけど。
俺もまさかその名前になってるとは・・・
でも今は「ユーリ」は「ユーリ」以外考えられないですね・・。
我ながらいい提案をしたなぁと思ってしまいます。
自分で言うなよなー(笑) でも俺もそう思うよ。
漢字は正直不満なとこもあるけど呼び声には関係ないしー(笑)
ユーリ。・・・あらためて、誕生日おめでとう。誕生日、ありがとう。
どう、いたし、まし てっ!!(照)
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彼女の仕組んだ運命だったのかもしれない。
俺が彼の名付け親になること。
「なぁ、コンラッド」
「なんです?」
「俺が産まれた瞬間が・・・ジュリアさんが消えた瞬間でもあるのかな」
思わず息を詰めた。
その反応が自分の言葉を肯定したと思ったのだろう、澄んだ瞳が傷み翳るのがわかった。
「違います!ジュリアは・・・あの戦場で命を終えた。
あなたは「ユーリ」で、「ジュリア」ではない。
俺が愛しているのはユーリ、貴方一人です。」
「でも今ジュリアさんのこと考えてただろ。俺を見てるのに、あんたの目に俺は映ってなかった・・・違う?」
そんな顔をしていたのか。ユーリを目の前にして・・俺は。
でも、ユーリ。
「すみません。でもただ昔を思い出していただけなんですよ。ジュリアの魂を・・いや、ジュリアが持っていた「魂」を、地球へと運ぶ役目を言い渡された時のことやその頃の荒れた自分の事」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ジュリアの仕組んだ運命だったのかもしれない。
俺が彼の名付け親になること。
あの魂が「ジュリア」ではなく「ユーリ」のものに
なるのだと・・・俺に身をもってわからせるために・・・
「・・・やっぱ気に喰わない。」
「ユーリ?」
「あんた、俺は俺だっていったよな?!俺をあ・・アイ、愛、し、てるっって、;;;
嘘じゃなくその口で言ったよな?俺の耳が確かならそう聴こえたんだけど?!」
「そうです。俺の口も貴方の耳も正確なことを伝えて正確に聞き取っています」
「じゃあなんでその俺の誕生日に俺以外の人のこと思い出すわけ?
考えるわけ?そんなんじゃいくら俺でも自分に自信なくすっつか愛情疑っちゃうっていうか俺コンラッドのこと大好きなのに愛してるのにコンラッドはそんなじゃないのかなーとか考えるんですけどっ!?」
ああ、俺はほんとに愚かだ。
ジュリア、やっぱり君は見通していたのかな。
「ユーリ」
「ユーリ」
「ユーリ」
「ユーリ」
その名前と存在でいつも俺を正して。
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あとがきというなのいいわけなんかしていいわけ
わーもーこんなの誕生日文じゃねー!!(>∞<);;
でも「誕生」にまつわるお話のマニメ観返したり原作よんだりしてたらジュリアさんのことがふつふつと・・・ぐるぐるまとまらないまま書いてたらさらにわけのわかんないことに・・・;終わり方にこんだけ悩んだのひさしぶり・・・。ユーリ納得してないまま終わってるし。ココの名付け親はヘタレというか・・・情けないなー・・・(人それをヘタレと呼ぶ)でもってユーリはマニメ風か。ジュリアさんのこと気にするし・・(笑)記事タイトルは内容と合ってないし。ウイスキーの語源というか意味は「命の水」・・というネタで書くつもりでした・・・。
なにはともあれ誕生日おめでとうユーリ!
by pontika
| 2006-07-29 22:32
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