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ボートの三人男 (中公文庫)
ジェローム・K. ジェローム / 中央公論新社 こうゆう英国文学が読みたかったー!と、読んでてうわぁっとなった一冊でした。可愛いいいいvvv←。表紙の絵の、すっとぼけた三人に惹かれて手に取ったわけです。最初は英国小説と知らずに。でも120年も経つベストセラーなんだ・・・寡聞にして知りませんでした。新装版と初版では絵がかなり違っていて、今簡単に手に入るのは新装版です。初版の絵より新装版のほうが中味の雰囲気と合ってると思うなあ。初版の絵は巻末で観ることができます・・・が、怖いよ!(笑)特にモンモランシー!いやでもモンモはこれで合ってるか・・・(笑)新装版のモンモは蟻も踏み潰さない顔してます。実際は凄いという。 さて、特に好きな場面を箇条書き交えて書いていきますと。 ・万病マイナス1、にかかっている紳士の処方箋話。 これ、医者をヘタリアのフランスにいちゃんで、「ぼく」をイギリスにして読んでました。なんか想像できてしまって。ひととおり「大変なんだ俺は」と話を聞かされてうんざりしたにいちゃんが、あの適当な処方箋を英の顔にべしっと貼り付ける姿が浮かぶvv処方箋の最後に書かれてる言葉に大笑いです。ぶすーっとしてる英も浮かびます。 ・下手なコミックソングを歌う英、パイナップルの缶詰を四苦八苦しながら開ける英、道案内のはずが自分も迷ってしまって団体客全員巻き込んで迷路で右往左往する、晴雨計の当てにならなさ、などなど。 この国の人たちの時間って他より倍あるんでないの。 ・胃袋様の仰る言葉の素晴らしさったら。 これ、ベテラン実力声優さんに音読してほしい・・・!! ほんとそのとおりですよねって言葉を声に出して読みたい聞きたい。 ブランデーを飲んだときの胃袋様の言葉は、英が酔っぱらったらそのまま全文真似して言いそう(笑)酔っぱらった自分を肯定してべはははーと笑う姿が浮かびます。朝になると後悔してるけど。 えー・・・・・・・と。つまりなんていうんですか、英国紳士という生き物はとどのつまり暇なのか、と。(笑) でもだからこそ人生をこんなに事細かくひとつひとつ、いちいち、楽しみ尽くせるということでしょうか。 喜怒哀楽の4つだけじゃない、色んなことをぎっしり。 とにかく最初から最後までなんだかぎっしり詰まった面白可笑しい彼らのお話です。 退屈とか暇を見つけたら全力で面白いこと可笑しいことに換えていくのかもなぁ。
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