ペリーヌ物語
2005年 06月 28日
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1978年の名作劇場アニメーションです。
M未さんから1・2巻を借りて9話まで観ました。
●スタッフ●
原作:エクトル・マロ
キャラクターデザイン:関修一
脚本:宮崎晃、高畑勲 他
音楽:渡辺岳夫
監督:斉藤博
声:ペリーヌ(鶴ひろみ) マリ(池田昌子) ナレーション(渋沢詩子) 他
●あらすじ●
お父さんの故郷であるフランス・マロクールを目指して、インドからはるばる旅をするペリーヌ一家。しかし、大好きなお父さんは旅の途中、ボスニアの地にて帰らぬ人に。遺されたお母さんと13歳の少女ペリーヌは、悲しみに暮れつつも、一路フランスに向かって旅を続けることにしました。お父さんの仕事だった「写真屋」を受け継ぎ、商売をしながら一路フランスへ。
愛犬バロンと荷馬車引きのロバ、パリカールと一緒に、今日も旅は続きます・・・・・。
●感想●
動くキャラクターたちを見るまでは、あまり目立たないかんじに思えてたのですが、一話、二話・・・と観ていくうちに、すごく面白く、丁寧に作られてる作品なんだなーとわかりました。
人も動物も、細かい仕草とか表情とか心の動きとかが、本当に生きてるようなかんじで。どこにでもいる女の子ではなく、ちゃんとペリーヌは「ペリーヌ」なんだな、と。
移動写真屋さん、という設定も面白い。まだ写真が発明されて間もない頃の時代のお話なので、写真を撮るということが日常ではなく、写真屋さんの特権だったのですね。「スナップ写真」の概念がなく、写真を撮る=記念写真、が普通の時代。昔の写真機を前に、色んなポーズをとったり10秒間は写真機の前を動けなかったり、昔の写真は難しいけどそれだけ撮る人も撮られる人も思い入れが感じられました。集合写真を撮るのは今も昔も大変そう(笑)なかなか静かにカメラの枠の中に納まってくれないお客に、普段はおとなしいお母さんが声を張り上げて注意するところとか、「ああ!こんな大声だせたのね!」とビックリ。
一緒に旅をしている犬とロバもいい味だしてます。特に犬のバロン。
荷馬車の犬小屋でしょっちゅうぐーすか寝るわ、飼い主の言うことちっとも聞かないわ、旅先のパン屋でパン盗むわ、芸は覚えないわ、気まぐれだわ・・・。でも何故か憎めない。くつしたを履いたような、足元だけ黒い毛並みもかわいいです。ペリーヌに叱られると「キュゥン・・・」と鳴いて(一応)反省する姿とか、マルセル(旅の途中で出会った男の子)をからかって、すっとぼけた表情をするところとか、細かい仕草がとてもかわいいです。
それからロバのパスカール。
7話まで観て、「ロバの方はあんまり目立たないな~」と思っていたら、次の回で大活躍(ちょっとチガウ)してました。結婚式の写真を撮っているペリーヌ達の傍で、結婚パーティのために置いてあったワインを樽ごとグビグビ呑んでしたたかに酔っ払ってしまうのです。そして千鳥足ロバさんは、陽気に林の奥まで走り、一晩行方不明になって翌朝バロンに見つけ出されるのでした・・・。犬といいロバといい、どうしようもないなこの子たち(笑)
続きが気になる~v主題歌とエンディング歌が頭に回ります。覚えやすい、懐かしいかんじの歌。ルンルン、ルルルルンルン♪
アニメの感想、増えてきたらカテゴリに「アニメ」って増やそうかな~。
書籍もくじ*音楽もくじ*アニメ/映画もくじ
M未さんから1・2巻を借りて9話まで観ました。
●スタッフ●
原作:エクトル・マロ
キャラクターデザイン:関修一
脚本:宮崎晃、高畑勲 他
音楽:渡辺岳夫
監督:斉藤博
声:ペリーヌ(鶴ひろみ) マリ(池田昌子) ナレーション(渋沢詩子) 他
●あらすじ●
お父さんの故郷であるフランス・マロクールを目指して、インドからはるばる旅をするペリーヌ一家。しかし、大好きなお父さんは旅の途中、ボスニアの地にて帰らぬ人に。遺されたお母さんと13歳の少女ペリーヌは、悲しみに暮れつつも、一路フランスに向かって旅を続けることにしました。お父さんの仕事だった「写真屋」を受け継ぎ、商売をしながら一路フランスへ。
愛犬バロンと荷馬車引きのロバ、パリカールと一緒に、今日も旅は続きます・・・・・。
●感想●
動くキャラクターたちを見るまでは、あまり目立たないかんじに思えてたのですが、一話、二話・・・と観ていくうちに、すごく面白く、丁寧に作られてる作品なんだなーとわかりました。
人も動物も、細かい仕草とか表情とか心の動きとかが、本当に生きてるようなかんじで。どこにでもいる女の子ではなく、ちゃんとペリーヌは「ペリーヌ」なんだな、と。
移動写真屋さん、という設定も面白い。まだ写真が発明されて間もない頃の時代のお話なので、写真を撮るということが日常ではなく、写真屋さんの特権だったのですね。「スナップ写真」の概念がなく、写真を撮る=記念写真、が普通の時代。昔の写真機を前に、色んなポーズをとったり10秒間は写真機の前を動けなかったり、昔の写真は難しいけどそれだけ撮る人も撮られる人も思い入れが感じられました。集合写真を撮るのは今も昔も大変そう(笑)なかなか静かにカメラの枠の中に納まってくれないお客に、普段はおとなしいお母さんが声を張り上げて注意するところとか、「ああ!こんな大声だせたのね!」とビックリ。
一緒に旅をしている犬とロバもいい味だしてます。特に犬のバロン。
荷馬車の犬小屋でしょっちゅうぐーすか寝るわ、飼い主の言うことちっとも聞かないわ、旅先のパン屋でパン盗むわ、芸は覚えないわ、気まぐれだわ・・・。でも何故か憎めない。くつしたを履いたような、足元だけ黒い毛並みもかわいいです。ペリーヌに叱られると「キュゥン・・・」と鳴いて(一応)反省する姿とか、マルセル(旅の途中で出会った男の子)をからかって、すっとぼけた表情をするところとか、細かい仕草がとてもかわいいです。
それからロバのパスカール。
7話まで観て、「ロバの方はあんまり目立たないな~」と思っていたら、次の回で大活躍(ちょっとチガウ)してました。結婚式の写真を撮っているペリーヌ達の傍で、結婚パーティのために置いてあったワインを樽ごとグビグビ呑んでしたたかに酔っ払ってしまうのです。そして千鳥足ロバさんは、陽気に林の奥まで走り、一晩行方不明になって翌朝バロンに見つけ出されるのでした・・・。犬といいロバといい、どうしようもないなこの子たち(笑)
続きが気になる~v主題歌とエンディング歌が頭に回ります。覚えやすい、懐かしいかんじの歌。ルンルン、ルルルルンルン♪
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by pontika
| 2005-06-28 23:05
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