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2004年から2011年12月末までの倉庫ブログです。
by pontika
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ソラノネコさまより/40万hit御礼SS『雨を召しませ』 
2006年 06月 06日 |
ソラノハナのソラさまよりフリー小説を戴いてきましたv
サイト40万HITおめでとうございますすごいー!
これからも甘いお話楽しいお話切ないお話いろいろいっぱい読ませてくださいv
いつもひっそりこっそりですみません・・(><)
小説書き(文字書き)の方への感想は
言葉により気を使う分緊張もひとしおなのです
・・と言い訳してみたり・・・;;;


注:作品の著作権はソラノネコさまにあります。
ここからのお持ち帰りはダメですよ~。
ソラさま宅にて2006/06末頃までお持ち帰りフリーです。 


注;ちょろっと大人風味
スパムコメント&スパムTB防止のためコメントTB無しにしています。




『雨を召しませ』

 ―――垂れ下がる無数の銀の糸は一体何処から吊るされるのか。

 あちらの知識を持ちえていれば二言・三言で説明がつく事象もこちらの世界に照らし合わせれば当てはまらないといった事は多々ある。
 故に、ユーリは天からの恵みを眺めた。

 窓を伝う透明な雫。
 青葉を滑る丸い水滴。
 小さな白い花を無数に結んだ木の枝は自重以上の重みを支えきれず、一度蓄えた水分を振るってやらなくては可哀想な程に大きく垂れ下がり、その下に咲く薄紅色の花が時折風に揺れるのが恐がっているようにさえみえる。

 ―――もう幾日同じ空を見上げただろう。

 片手では足りなくなった日数は日差しの恩恵を与っていない期間に通じ、外に身を置く事を好む体質であるユーリを室内へと閉じ込めている期間に通じた。
 欠かしたことのない日課は室内練兵場の一端に置き換えられ、恐縮し感激する兵士達の視線が耐えられず二日目から『晴れる日まで中止』と決めた。
 柔らかな光溢れる庭園を散歩する事が出来なければ朝食の時にくすねたパンを庭の小鳥にあげる事も出来ない。おかげでパンの減りが少なくなったせいで体調を崩しているのではと疑われた。
 何より、一日のうちで最も楽しみな息抜きである相棒とのキャッチボールがお預けとなったせいで、鼻の曲がりそうな絵画教室に付き合わされたり、レベルアップした歴史の暗記問題に挑まされたり、翌日の分の仕事までさせられたりと災難続きだ。

 でも、不思議とユーリは穏やかだった。
 いや。
 穏やか、と言うより、楽しくて仕方が無かった。

 「―――ねぇ、ユーリ。これは?当てはまらないかな?」

 クッションを抱え、ラグに横たわった体にぴったりと寄り添う確かな温もり。

 いつも着込んでいるカーキ色の軍服から飾り気の無い部屋着に着替え、ユーリと同じように靴を脱ぎ、クッションを抱えながら真剣な顔で小さなピースを弄ぶコンラッドの長い指先が示したのはどこまでも続く水平線。
 空の藍(あお)と海の蒼(あお)。
 二つの青が交わる場所に沸き立つ積乱雲は瞳を射抜く見事な白でもって世界をまっ二つに分け、挑みかかる者達を煙ならぬ雲に巻いていた。

 逆算するに、その数およそ200~300。
 示された場所に手渡されたピースを合わせて後(のち)、ユーリはゆっくりと頭(かぶり)を振った。

 「残念。これも違うよ。」

 欠片は予想したものよりほんの少しだけ―――本当に、ほんの少しだけ右下に向かって大きく、受け入れられるべき場所を頑なに拒絶した。
 「左足の角っこだけがうすーい灰色になってる白。でもって三つある手のうち、一番右端がハート型っぽいやつじゃないと駄目。」
 「左の角っこが薄い―――。」
 「―――灰色。」
 当てはまらなかったピースを受け取ってオレンジ色の菓子箱に入れたコンラッドは続けざまに緑色の菓子箱を丁寧に探った。が、一見どれも同じに見えてもどれ一つとして同じものが無い欠片は、各々の個性をこれ見よがしに見せ付けながら仲間を守る事に余念が無い。イギリス生まれの彼らは驚く程の知能犯―――遊んでいる筈なのに逆に遊ばれているような気さえするのは、硬いピースのぶつかり合う音に混じる微かな唸り声が捜索が如何に困難かを物語っているからだ。

 首を傾げるたびに揺れるダークブラウンの髪。
 微かに寄せられた凛々しい眉。
 真剣な光を宿した星屑の瞳は真っ直ぐに自分の指先を見詰め、絶対に逃さないぞとピースの一つ一つを丁寧に検分する。
 「どお?見つかりそう?」
 「勿論。必ず見つけるよ。」
 いつも柔らかな微笑みを湛えた口許がきゅっと結ばれているのを見て、ユーリは密かに笑みを零した。






 『―――今日も雨か・・・。』


 日曜の朝、何時もどおり早朝に起きたユーリはカーテンを開けたガックリとうな垂れた。
 3回連続の練習中止。
 梅雨時期だから仕方が無いと言えば仕方が無いが、これが毎日の天気と言うのなら納得がゆくものも、週末に限って、なのだ。汗ばむような陽気でカラカラに乾いた平日のグラウンドを見るに付け『今週こそは』と意気込むのに、金曜日になった途端に雲行きが怪しくなって土曜日には必ず雨が降る。そして日曜日を巻き込んで月曜日の朝には再び青空を見せるのだから、歯がゆくて仕方が無い。
 が、流石に3週続けば腹立ちも通り越す。

 ―――そうだ。本屋に行こう。

 雨なら雨で雨なりの過ごし方をすればいい事。
 ぼんやりと朝食をとりながらの妙案に気を良くしたユーリは、手早く身支度を済ませてダイニングの時計が9時30分を指すのと同時に家を出た。
 青い傘でしとしとと降る雨粒を避けながら目指した先は10時開店の大型書店。目指す場所はスポーツ雑誌コナーで、大リーグで成功した選手のエッセイが発売されている筈だった。
 だが、一周ぐるりと回っても、新刊紹介コーナーやハードカバーのコーナーを探しても、目当ての本は見当たらず。店員に尋ね、ようやく発売が延期されたと解り、ユーリは途方に暮れた。

 ―――不幸に不幸は重なるもんだ、ってか。

 店は開店したばかり。
 広い店内には客はまばらで、湿気を払う為だろう、必要以上にクーラーの効いた店内は寒くて仕方ない。
 結局、インスピレーションで本を買えないタイプのユーリは半袖の腕に粟立つ鳥肌を擦りながら手ぶらで出口へと向かった。
 と。
 自動ドアの左側。催事コーナーのパーティションに架けられた絵が―――正確には絵では無くジグソーパズルだったが―――目に入った。深い森と翠の湖に囲まれたヨーロッパの古城だ。青い屋根が優美な曲線を描いて天を突き、華奢な物見の塔がひときわ高くそびえ、蒼い空には白い鳩が群れをなして飛び、新緑の溢れる庭には色とりどりの花が咲き乱れ、全く雰囲気は違えども、己が統べるもう一つの世界が思い起こされ、冷えた体の芯に熱いものがこみ上げてくる。

 ―――元気だろうか。

 次々に浮かぶ顔に懐かしさを覚え、吸い寄せられるように伸ばした手のひらに触れるガラス面の向こうに賑やかな笑い声が聞こえるような気がして、
 『ユーリ。』
 小さな窓から今一番会いたい人が手を振りながら自分の名を呼んでいるような気がした。

 でも、実際に聞こえたのは『触らないで下さい。』という店員の無機質な声。

 『ご、ごめんなさい、そのっ、俺っ・・・!』
 慌てて謝って飛びのいたせいで何かにお尻がぶつかり、店員が迷惑そうな顔を慌てて押し隠して『大丈夫ですか?』と声を掛けた。
 何かと思えば『特売コーナー』と書かれたワゴンで、収まり切らないほどの箱が積まれていた。成る程、店員の『大丈夫ですか?』は客の粗相によって商品価値を無くすかもしれない箱達に向けられた言葉なのだろう―――そこまで穿った見方をしなくても良いと解っていても、粗相を咎めるふうの店員を見れば思わざるを得なかった。

 どれでも1800円(消費税別)

 感じる必要の無い僅かばかりの罪悪感と、このまま家に帰っても何もする事が無いという事実があいまって、手に取った箱を店員に手渡し、千円札二枚と引き換えに書店の名の入った深緑色の厚手のビニール袋とおつりの110円を受け取って店を出る。
 そして、濡れた傘を覆っていた半透明の袋をゴミ箱に押し込め、開いた傘の反動と共に一歩踏み出したと同時に名前を呼ばれた気がした。

 でも、誰が呼んだか結局解らず終い。

 何故なら、ぺたり、と尻餅をついたユーリに差し出された傘は赤色で、差し出した人はずっと会いたかった人だったから。

 『おかえりなさい、陛下。』
 『ただいま、ウェラー卿。』

 へにゃり、と崩れた相好を拭ってくれる白いタオルから甘い花の香りがする。

 『これ。ビニールかかってるから多分大丈夫だよ。一緒にやんない?』
 こっちの水溜りの水なのかあっちの水溜りの水なのか解らないが、袋の中の水を捨て、取り出した箱を示すとコンラッドは軽く瞠目した。

 『ジグソーパズル・・・?』
 『そう。した事ある?』
 『えぇ。あちらに居た時に、ね。こちらには無い遊びですから結構夢中になりましたよ。暗闇で光る物とかもありましたよね?』
 『そういえば同じワゴンにあったかな・・・?』

 記憶が曖昧なのは”光るジグソーパズル”のシールが貼られた箱にはあまりお友達になりたくない類の絵が描かれていたからだ。

 『バンドウ君がぼんやり浮かび上がるのは、ちょっとご遠慮したいかも。暗闇で見たら人魂そっくりじゃん。』
 『人魂・・・。』
 一般的に可愛らしいとされる容貌の哺乳類を苦手とするユーリらしい表現に、コンラッドは笑みを零す。
 『それにしてもいきなり1000ピース・・・しかも夏のビーチ・・・ウォーミングアップなしで登板するような気分ですね。』

 パッケージ袋を伝う水滴が丁度トロピカルジュースのグラス部分を滑り落ち、ユーリはふと、錯覚に囚われる。
 ―――南国のビーチにコンラッド、かぁ。物凄いモテそうだよな。
 均整の取れた体と容貌に、きっと女の子の注目の的だろう。それが嬉しくもあり腹立たしくもあるのは、ユーリにとってコンラッドが一種特別な関係にあるからだ。

 『かなり難しいと思うけど、その分楽しめそうだろ?』
 自分の想像を打ち消すように、一つだけ頭を振って。
 ちら、と見上げた空は途切れる事の無い雲に覆われている。
 『瑞雨―――恵みの雨ですよ。おおよそ二週間こんな天候が続いて、突然夏が来るんです。』
 『アッチでいう梅雨みたいなものかな。・・・ジメジメするしうっとおしいし洗濯物は乾かないしパンにカビは生えるしちょっと手入れを忘れたらグローブにも生えるんだ。ほんと、始末悪いけど必要なんだよね。』
 『そうですね。天候不順な年は水害や日照不足や冷害を起こす事もありますし、反対に少なすぎて水不足を起こす事もありますが・・・でも、今年は絶対に大丈夫ですよ。』
 『なんで?』
 自身ありげに笑うコンラッドにユーリは首を傾げる。が、告げられた理由は至極単純で非科学的。
 『だって我々には貴方が居る。我ら魔族が最も敬愛し、俺が心から愛する貴方が守る国だもの、災害なんて起こる訳が無い。』
 思わず赤面してしまうような事をさらりと言ってのけたコンラッドは、ユーリの髪を拭きながらそっと額に唇を寄せた。

 ―――あと10日程もすれば気持ちの良い初夏の日差しが拝めますよ。そうしたら俺と一緒にキャッチボールをしてくださいね。約束ですよ?

 指切り代わりの口付けに、返事代わりの口付けを求められ。
 コンラッドが与える少しばかり刺激の強すぎる口付けなんて到底返せないユーリは、かっと赤くなった頬を隠すように胸ににきつく抱きついた。

 微かに上下する胸。
 規則正しい心臓の音。
 力強い腕の中は世界中で一番安全だと、ユーリは身をもって知っていた。

 その腕が今、ユーリの腰を引き寄せている。




 「―――何を、考えてるの?」

 ユーリの意識がほんの少し逸れたのを敏感に感じ取って、捜索隊を指揮していたコンラッドは、さり気無く箱を遠ざけた。

 「別に何も―――。」
 「嘘。」
 「・・・んっ。」
 唐突に塞がれた唇にするりと忍び込んでくる舌がゆっくりと歯列をなぞる。

 くちゅり。

 合わさった唇から漏れる濡れた音に今自分が何をしているかを思い知らされ、ユーリの体は芯から蕩けそうになる。

 官能的で。
 それでいて壊れ物に触るように優しく愛撫を施すコンラッド。
 経験の差を補えないのならせめて埋める努力はしようと、ユーリは懸命に舌を差し出す。
 甘やかな、極上の果実を。

 「・・・大丈夫?」
 「・・・ばか。」

 乱れた息を整える間すら与えず、濡れた唇を耳朶へ這わせ、甘噛みし、そのまま首筋を擽る男に労わられても嬉しくない。

 そんな思いで睨んでみたものの、いつの間にかしっかり脚の間に納まっていたコンラッドは嬉しそうに瞳を細めるだけ。

 「ねぇ。教えて?」
 ぷつり、ぷつりと起用に口でシャツの釦を外しながら、コンラッドは冷ややかな手のひらを桜色に染まった肌に這わす。
 そして、つ、と鎖骨を撫で、シャツと肩との間に手を滑り込ませ、そのまま丸い肩からシャツを落した。

 「だから、別に何も考えて無いよ。」
 されるがままに肌を晒した少年は、少年らしからぬ婀娜な笑みでもって男を挑発し。
 まるで『知りたければ口を割らせてみろ』と言わんばかりの態度に男も笑みを深くする。
 深くして―――瞳の艶(いろ)を鮮やかに塗り替える。

 「―――解った。じゃぁ、自分から言いたくなるようにするまでだ。」
 言うが早いか、コンラッドは小さく結んだ紅色の果実を口に含んだ。
 「ふ・・・ぁっ。」
 びくん、と仰け反る体を押さえ込み丹念に愛撫を施す。
 円を描くように柔らかな外周を舐め、突起をこね。時折歯を立てながら、もう片方の果実へと手を伸ばす。
 「ゃ・・・っ!」
 きゅ、と摘まんで軽く引っ張っただけで耐えきれない様に腰が揺れ、擦り寄ってくるのを誇らしげな気持ちで感じ取ると、起用にベルトを外した。




 「・・・なんか、さ。俺、ダメになっちまいそう。」


 そろそろ夕餉の支度も整おうかという頃。
 艶事(つやごと)の余韻の残る体にシャツを羽織っていたユーリがぽつりと呟く。

 「・・・幸せすぎて、さ。」

 隣に恋人の温もりを感じながら同じ時間を共有できる幸福に、溺れそうな恐怖と、泣けそうな程の幸せを感じる。

 「馬鹿な事言ってるって思ってるだろ。」

 ただ天を眺めて過ごすことしか出来なかった雨の日。
 外で遊ぶ事も出来ず、苛立ちを覚えた梅雨の空。
 だらり、と投げ出された四肢に忍び寄る怠惰が関節の隙間から身の内に入り込み、だるくて仕方の無い体を抱えつつも狭い部屋で素振りをする訳にもいかず、ただ時が過ぎるのを―――雲間から太陽が覗くのを待つしかなかった日曜の午後は苦痛でしかなかった。

 でも、今は。

 彼となら、雨も極上。

 「―――思う訳が無い。」

 恐らくは倦怠感で手に力が入らないのだろう、なかなか釦を留められないでいるユーリに代わって、既に身支度を整えたコンラッドが手を伸ばし、留める。

 「俺に思える訳が無いよ。」

 ただ溜息を吐いて時を遣り過ごす事しか出来なかった雨の日。
 思い起こされるのは別世界で暮らす恋人の事ばかり。
 埒も無い想像をめぐらせ、あらぬ疑いを持つ自分に苛立つ午後、室内で剣を振り回せば調度の一つも壊して兄に叱責されかねず、鬱積は溜まる一方。

 でも、今は。

 心の底に溜まった澱は嘘のように掻き消え、ただ、彼と有る事の出来る幸福を甘受するのみ。

 彼となら、雨も極上。

 「ちょっと油断すると腑抜けた護衛になりそうで怖い。」
 苦笑いを零すと、嬉しそうにとユーリが息を吐く。
 コンラッドが肩を引き寄せ抱き締めると、おずおずと体重を預けてくる。

 「もーちょっとこのままで居たい・・・かも。」
 「夕食、運んでもらおうか?」
 「でも―――」
 「大丈夫。今、手が離せないって言えば平気だよ。」

 ちら、と視線を投げかけたのは、作りかけの夏のバカンス。灼熱の太陽が煌く極上の夏。

 「いいのかな?」
 「勿論。」

 『ちょっとだけ待ってて。』

 ちゅ、と軽く唇を吸ってコンラッドは部屋を出て行く。
 その背中を見送って、ユーリはカラフェの水を飲んだ後、ラグの上に転がっていたクッションを引き寄せた。
 すると、その影から。

 左足の角だけが薄い灰色の、白。そして三つある手のうち、一番右端がハート型。

 「あれ?これ、どこかで―――」

 『―――ねぇ、ユーリ。これは?当てはまらないかな?』

 示された場所にそっと合わせると、待っていたかのように隙間無くぴたりと埋まる。

 「こんな所にあったんだ。」
 どのタイミングで弾き出されたのか解らないが、どんなに探しても見つからない筈。

 「悪かったな。」
 謝罪はピースを必死に探していたコンラッドにでは無く、はまったピースと周りのピース。
 図らずも離れ離れにさせてしまった事に対する謝罪を受けてくれたのか、コンラッドが戻ってくるまでに、一つの雲の山が完成した。

 戻って来たコンラッドがそれを見て、対抗心を燃やしたのは言うまでも無い話。
 そして。

 「続きはまた明日―――」

 灯りの落された部屋でピースのように心と体を寄せ合う二人が見る夢は、夏色の夢。

 雨はあと3・4日は降るだろう。
 完成する頃にはきっとジグソーパズルと同じ色の空が二人を歓迎してくれる筈。
 歓声が夏空に溶け、白球が雲になるまで、あともう少し―――


 
by pontika | 2006-06-06 00:01 |